赤い坂の入口は立ち止まって。。。

証言:神様につながるということ
「分からなくていい、結果が出ることが大事」

いくらそう言われても、不安になる。
だから、何度も何度も挑戦する。
結果も早々出ない。
変わらない…、変わらない…、どうして私は変わらないんだろう。
あの人は結果が出ているのに…。
焦る気持ちと悔しい気持ちで、負けてなるものかとますます必死になる。
先生も言っていた。
「私も最初は、周りの人が分かる、分かると言っているのに分からなくて、負けず嫌いだったものだから、何でも取り次いでみた」
「最初は数だ。質は後からついてくる。とにかく、毎日自分や家族を取次ぎなさい」
「講習会に出るといい」
「自分じゃあない、神様の取次ぎをさせて頂いているのだから、自分力を抜きなさい」

そういう言葉を指針にやってみる。
分からないから、結果が出ないから、何度も何度も挑戦する。
分かるまで、結果が出るまでやる。

そうして、どんどん浸っていき、先生の言葉が皆に浸透されていくと、次から次へと新しい講習会が開催され、我先にと皆が参加する。
あぁ、私もやらねば。
お金と時間をなんとかつくらねば!

そして、取次ぎのレベルをあげたい!、なんとかして奇跡を手に入れたい!という意識が強くなると、次の御守様を購入。
祭典の日に頂くと特別な御霊光を頂けると言うから、皆、祭典の日に拝受して頂く。
わぁ、すご〜い!私も欲し〜い!
誰かがもらえば自分も欲しくなる。

そうして、自分の中心に神様をおき、生活の基準が神書になり、それまでの自分を忘れ、どんどん自分が変わっていく。自分中心、神様中心に地球が回っていく。
プラスとマイナスに敏感になり、これはプラスだ!、神様の誘導だ!、奇跡だ!となり、よくないことは排泄だ、となる。意識がそうなるのだから、見つけるのは簡単。

それ以外の考えは排除される。
毒素なんか食べられない、マイナスの人とは付き合わない、もう受けつけられない…。
うまくいかなかったのは、自分にとって不要だったから。プラスにならないものはいらない。

そうして、同じ言葉、同じ行動、同じ思考の神様ロボットが生産されていく…。

だが、心の中、普段の生活は、本当に変わったのだろうか。

サロンにいるときは、教えに沿った「変わった自分」だけをクローズアップして感動する。
アカサカ用の自分が出来上がり、嬉しくて、楽しくて、目の前が輝いて見える。
現実の生活に嫌気がさして、アカサカにいるときの自分が本物のように思えてくる。
そうして、ますますアカサカに快適を求めに行く。
御霊光はやっぱりすごい、本物だ!となくてはならないものにどんどん変貌していく。

分からなくていい訳ないじゃないですか。
分からない物に一体いくらかけました?
家族からお金を借りるのはまだいい。
黙って手をつけたり、クレジットカードを使ったりしていませんでしたか?
いくら使っているのか、本当の金額を言えていますか?

これだけかけているのだから、結果が出なきゃ困ると思って、必死でプラスを探し、都合の悪いことは排泄にしていませんか?

自分の心に手を当ててよく考えて見て下さい。
【解説】
3年間ほどの間に250名ほどの神世界被害者と接してきた経験を通して言えることは、神世界の最も特徴的な手口は、”不安の操作”だといえる。
世の中にはいろいろな手口で人を騙す輩がいるが、神世界は、”不安を煽り”、”その不安を解消するには○○が必要”という手順で客を騙してきた。
客は巧みに不安を煽られ、その不安を脱するために、「自らの判断」で神世界側が用意した罠に飛び込んで行く。しかしそれは、「自らの判断」ではなく、そこへ追い込むように仕組まれていた罠でしかない。
「金を出せ」とか、「身を挺して働け」等という強引な脅しは行わないので被害が表面化しにくい。彼らは、「どうすれば犯行が発覚しないで大金を稼ぐことができるか」と悪知恵を巡らしてきた。
しばらくの間はそれがうまく行った。
たくさんの女性が騙され、面白いように金が集まった。
お調子者の神世界幹部はそれに気をよくして大胆になった。
更に欲を出して全国展開や海外進出まで考えた。
しかし、成り上がりの悲しさ、じきにボロが出始めた。
fujiyaなんていう人間に目をつけられたのも運が悪かったかもしれない(笑)
弁護士が動き、警察が動いた。マスコミも動いた。
危機管理能力ゼロの神世界は、危機に陥った際自らがどう行動していいか全く考えていなかった。
行き当たりばったりの支離滅裂な行動。
分社化が裏目に出て、統制のとれない状況となった。

”霊感商法”としてこれだけ社会を騒がせておきながら、一言の釈明も、言い訳も、反論も、説明もないのは如何にトップがいい加減な連中であるかを如実に表している。

トップがそのようにいい加減な連中であることを今になってもまだ見抜けず、未だにサロンに通い続けるのは、”人間として恥ずかしい”ことだ。

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